佐賀大運営交付金は微増 新プロジェクト2件を認定『佐賀新聞』2010年12月27日付

『佐賀新聞』2010年12月27日付

佐賀大運営交付金は微増 新プロジェクト2件を認定

2011年度政府予算案が閣議決定したことを受け、佐賀大学は運営費交付金が前年度比2千万円増の約108億4千万円になったと発表した。新規の教育研究プロジェクトでは、農作物の遺伝子情報を活用した品種改良など2件が認められた。

基盤になる一般運営費交付金は1・3%減少したが、経済的に困窮する学生に対する授業料免除枠の拡大をはじめ、新規教育研究プロジェクトや医師養成プログラム強化などの特別経費で0・2%微増した。

新規プロジェクトは、農学部で蓄積しているかんきつ類や大豆の遺伝子情報を生かした育種システムの構築。遺伝子組み換えではなく、交配などで新品種育成を目指す。3年計画で初年度助成額は7800万円。もう一つは鍋島ルネサンス構想(同1544万円)で、地域との交流活動の企画・実践などを通して学生の現場力を養い、「文化創成コーディネーター」を育成する。

付属病院再整備では、南新棟と北新棟(鉄筋コンクリート3階建て)の設計・建設費として施設整備費補助金がついた。

国立大学法人全体の交付金は前年度より0・5%減り、1兆1528億円だった。

 

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com