ニュースレター NO.27
2010、12、24
公正な学長選考を求める裁判を支える会
事務局:高知県高知市曙町2-5-1 高知大学教職員組合内
(TEL/FAX 088-844-1489)
控訴決定!
学長任命処分取り消し訴訟 今度は高裁へ
高知大学の構成員の皆さん。この裁判に注目している全国の皆さん。
裁判のその後について緊急の報告があります。
判決が、根小田先生については、訴え却下(つまり原告適格が認められず)、高橋先生については訴え棄却(原告適格は認められたが敗訴)であったことはすでに、本ニュースレター26号でご報告した通りです。
この判決には納得できない、というのが多くの人々の偽らざる声でしょう。このような学内外の声を受けて両原告は高松高裁宛てに、控訴の申し立てを行いました。「このままでは高知大学が立ち直るための手がかりすらつかむことができない。法人法下での学長選考の問題点も明らかにできない」というのが控訴に踏み切ったお2人のやむにやまれぬ気持ちであり、それは大学構成員の大多数が共有する思いでしょう。
3年前に初めて裁判が始まって以来、私たちは、原告として立つのはお二人だが高知大構成員全員が原告になったつもりで裁判に臨もう、と呼びかけて来ました。今、また同じ事を皆さんに訴えたいと思います。
一審の判決では、高橋先生の原告適格が認められ、票のすり替えの可能性についてかなり踏み込んで記述されました。これら二点は今回の裁判で勝ち取った小さくはない成果であると言えます。この「成果」を足がかりに、根小田先生の原告適格の問題も含め、法人法下での学長選考の問題性、瑕疵を含む選考結果をもとに文部科学省が任命処分した不当性を控訴審で明るみに出したいと思います。
そして、それを通じて高知大学が「まともな大学」になるための第一歩を踏み出そうではありませんか。
一審をさらに上回るご支援をお願い致します。
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寄せられた声から
高橋、根小田両先生にさらに原告という負担を掛けることに内心忸怩たる思いはある。しかしここで引き下がるわけにはいかない。第2ラウンドも私たち全員の闘いとして原告を支えたい。(教員)
いろいろな人の意見を聞いてるけど、やはり控訴するしかないだろうな。今度は河本朝光君(当時の事務局長。現広島大学理事)も証人に呼ぼう。(ツイッターから)
カフカ的世界では、死ぬまで門の前で待ち続けることになるが、そんなことをやっていれば、我々が死ぬ前に、高知大学が死んでしまう。ひとりひとりの戦い方はどのようなものであれ、ここでたたかいを放棄してしまっては、教育という場にいる資格はない。(HP 「高知大学長選挙に異議あり」)
判決があそこまで二人の事務官の行動の問題性について踏み込んで書いておきながら、なんのおとがめもなしというのは納得できない。文部科学省はこれも見て見ぬふりをするのだろうか。(職員)
私はずっと応援し続けます。また、動き教えて下さい。(卒業生)
これから高知大学はどうなるのか本当に心配です。
やはりこのままでは引き下がって欲しくないです。次の戦術を考えないと(支援する会メンバーのブログへの読者からのコメント)
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カンパのお願い
控訴審に向けて、皆さんに第二次のカンパのお願いをいたしたいと思います。第一次の際には一口5000円といたしましたが、今回は金額は問いません。できるだけ多くの人の「志」を第2審に向けて結集したいと思います。
●窓口
ゆうちょ銀行 「公正な学長選考を求める裁判を支える会」
記号 16480 番号 126901
振込口座でないので現金振込だと手数料が馬鹿になりません。
ゆうちょの口座を持っている人は口座間振り替えが便利です。
あるいは直接 人文学部 小澤萬記 まで