科研費、過去最大の230億増額 政府の来年度予算案 共同通信配信記事2010年12月22日付

共同通信配信記事2010年12月22日付

科研費、過去最大の230億増額 政府の来年度予算案

 来年度予算案で政府は21日、大学研究者らに助成する文部科学省の科学研究費補助金(科研費)について、本年度予算より230億円増の2230億円とすることを決めた。1918年の制度創設以来、最大の増額規模。ノーベル化学賞の日本人2人受賞や、小惑星探査機「はやぶさ」帰還など科学関連の大型ニュースが相次いだことも追い風になったとみられる。

 政府は、国立大学法人の人件費などを賄う運営費交付金は、本年度比0・5%減の1兆1527億円とする方針も決定。一方で大型実験機器の購入などに活用できる補助金を創設、減額分相当の58億円を盛り込む。文科省は「国立大の予算は実質横ばいとなり、法人化以降続いてきた基盤的経費の削減に歯止めがかかった」としている。

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