山岳地域との学術交流 信州大が韓国の国立大と協定『中日新聞』長野版2010年12月21日付

『中日新聞』長野版2010年12月21日付

山岳地域との学術交流 信州大が韓国の国立大と協定 

 信州大山岳科学総合研究所(松本市)は20日、東アジア地域の山岳文化研究を促進するため、韓国の国立慶尚(キョンサン)大学校慶南(キョンナン)文化研究院と学術交流協定を結んだ。同研究所が国外の研究機関と協定を結ぶのは3例目で、韓国は初めて。

 日本と同様、多くの山岳地域を抱える韓国と連携し、研究会やシンポジウムの開催、研究者の交流などを進める。協定期間は3年。信州大側は、来年5月に韓国で開かれる同研究院主催の東アジア山岳文化フォーラムに参加し、中国の研究者も交え、議論を深める予定だ。

 調印式は信州大理学部であり、鈴木啓助所長と張源哲(チャンウンチョル)院長が協定書を交わした。鈴木所長は「山岳地域における文化的・歴史的研究がさらに進むと期待している」と力を込めた。

 調印式後には、信州大の笹本正治副学長と張院長による記念講演会もあった。

 (宿谷紀子)

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