『スポーツニッポン』2010年11月19日付
高木文科相 仕分け人廃止判定「不満を持っている」
高木義明文部科学相は19日の閣議後会見で、行政刷新会議の「再仕分け」で大学生の就業能力向上を目指す同省の事業が廃止と判定されたことについて「不満を持っている。新卒者の就職問題は極めて大きな社会問題。今後、首相官邸と十分に協議し、充実させたい」と述べた。
仕分け人から「大学の本来業務なので通常の予算を使って実施すべきだ」などの意見が出たことに、高木文科相は「本来業務ということでくくるべきものではない。大学も苦しい中でやりくりして頑張っている」と強調。
今後の仕分けの在り方に関し「さまざまな意見があり、議論しないといけない」と語った。