大学にハローワークと連携要請へ 文科省、就職支援『日本経済新聞』2010年11月17日付

『日本経済新聞』2010年11月17日付

大学にハローワークと連携要請へ 文科省、就職支援

 文部科学省は16日、大学関係者らに学生の就職支援の強化を要請することを決めた。ハローワークと連携して新卒採用に意欲的な企業を掘り起こし、内定を得られていない学生に紹介することなどを求める。

 国立大学協会と日本私立大学団体連合会、公立大学協会などに対し、具体的な取り組み強化を17日に要請する。各大学に常駐する就職相談員らと、地元ハローワークに配置されている支援員の情報交換や協力を深めることなどが柱になる。

 同省は22日には経済団体と大学などと学生の就職活動の問題について話し合う協議の初会合を開く。就職活動の早期化・長期化の問題や新卒扱いとする条件などについて意見を交換する。

 高木義明文部科学相は「新卒者の雇用問題はそれぞれ危機感がある。率直に意見交換したい」と話している。

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