国立大学運営費交付金:減額で名大学生有志、学費値上げ反対を訴える署名活動『毎日新聞』愛知版2010年11月17日付

『毎日新聞』愛知版2010年11月17日付

国立大学運営費交付金:減額で名大学生有志、学費値上げ反対を訴える署名活動

 国立大学運営費交付金が削減される可能性がある問題で、名古屋大の学生有志が16日、学内で学費値上げ反対を訴える署名活動を展開した。文部科学省は来年度予算の概算要求段階で既に、同費を今年度に比べ4・8%減額している。

 学生約10人が「今の学費でさえ苦しんでいる人がいます」などと書いた手作りののぼりや横断幕を掲げてキャンパスの一角に立ち、学生らに協力を呼び掛けた。

 署名活動の発起人は、文化系サークル約50団体が参加する名古屋大文化サークル連盟。10月に署名を開始し、これまでに約500人分の署名が集まったという。今後も協力を呼び掛け、12月初めに大学側へ提出する予定だ。

 同連盟委員長の永野敏夫さん(理学部4年)は「大学に通うため、アルバイトをして大変な思いをしている学生がいる。(交付金削減で)これ以上学費がかかるようになると、学校に来られなくなる仲間が増える。絶対値上げは許せない」と話していた。【福島祥】

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