日本IBM、福井大病院の「新総合医療情報システム」構築に着手『日刊工業新聞』2010年11月10日付

『日刊工業新聞』2010年11月10日付

日本IBM、福井大病院の「新総合医療情報システム」構築に着手

 日本IBMは9日、福井大学医学部附属病院の電子カルテ用端末のデスクトップクラウド環境への移行と、電子カルテシステム群を仮想化技術で包括的に統合する「新総合医療情報システム」の構築に着手すると発表した。システム全体の運用管理の改善や端末管理の効率化、セキュリティー対策の強化が目的。2011年4月に稼働予定。

 新システムでは現在32台のサーバで個々に運用されている電子カルテシステムと周辺システムをIBMのブレード(基板型)サーバに集約。電子カルテ端末はIBMが提供するクライアント環境仮想化サービスによって、デスクトップクラウド環境へ移行する。

 これらデスクトップクラウドを含むすべてのサーバを仮想化技術によって計13台のブレードサーバに統合し、一元管理する。端末を含むシステム全体の管理を効率化し、従来に比べ端末1台当たりの運用管理費を3割削減できるという。

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