3年生から就活は異常 静岡県立大学長と共産党懇談『しんぶん赤旗』2010年10月20日付

『しんぶん赤旗』2010年10月20日付

3年生から就活は異常
静岡県立大学長と共産党懇談

 日本共産党静岡県委員会は19日、静岡県立大学の木苗直秀学長と懇談しました。党県委員会からは、山村糸子県委員長と渡辺浩美書記長、平塚みちとよ(静岡市清水区)、池野もとあき(静岡市葵区)各県議予定候補らが参加しました。

 山村氏が、「独立行政法人化や大学予算の削減に懸念をもっています。学生の状況や大学の現状などをお聞かせください」と提起しました。

 木苗学長は、「学生が3年生から就職活動しているのは異常といえる。安心して学ぶことができない環境になってしまう」と語り、公立大学協会の指名理事として文部科学省へ「若い人が学問に打ち込める環境を」と陳情していると話しました。

 また、大学の法人化について「教員が資金集めに必死にならざるをえない状況から過重負担になっている。教育と研究で学生と接するのが本来だが、できなくなってしまっている」と語りました。

 山村氏らは、厳しい状況のもとで学生に真剣に向き合う姿勢に敬意を表し、政治の場で訴えていく決意を語りました。

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