東大病院、家族の滞在施設設置へ 日本マクドナルドが出資 共同通信配信記事 2010年10月7日付

共同通信配信記事 2010年10月7日付

東大病院、家族の滞在施設設置へ 日本マクドナルドが出資

 東京大病院(東京都文京区)は7日、子どもの入院に付き添う家族が宿泊できる施設を、大学キャンパス内に設置すると発表した。完成は来年秋の予定。

 日本マクドナルドが出資する公益財団法人が建設・運営し、最大12家族が宿泊可能。4階建てで、長期滞在ができるようキッチンや洗濯室を備える。募金などで費用を賄い、利用者の負担は1人1日千円で済むという。同法人による施設は8カ所目になる。

 大規模病院には、遠方から入院する患者も多いが、家族は周辺のホテルなどを利用しなければならず、重い負担になっている。病気の子どもを持つ家族同士の交流ができ、精神的なケアにもつながるという。

 武谷雄二病院長は「子どもの心臓移植施設にも選ばれ、家族を支える必要性が高まっている。活用していきたい」と話している。

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