弘大附属病院が駐車場新設 収容台数196台増『陸奥新報』2010年10月8日付

『陸奥新報』2010年10月8日付

弘大附属病院が駐車場新設 収容台数196台増
 

 弘前大学は、医学部附属病院の構内に外来患者や一般利用者用の新たな駐車場の整備を進めている。現在、旧外来診療棟跡地に地下1階駐車場を工事中で、今後、正門前から新外来診療棟前までの地上も整備し、今年度末の完成を目指す。駐車場が完成すると、収容台数はこれまでより196台増の495台となり、対策が必要とされてきた病院への入構待ちの車による公道渋滞の緩和などに期待がかかる。

 同大によると、同病院の外来患者数は1日当たり1478人(2009年度)だが、来院者用の駐車場台数は299台と少ないのが現状。このため、午前7時ごろから同病院駐車場に入るため80~100台の車が公道に列をなし、走行車両や付近商店街に迷惑となっていた。

 同大は来院する外来患者への利便性や近隣商店街などへの迷惑解消のため、旧外来診療棟跡地を含めた敷地の有効利用や構内からあふれる車の対応、外来患者数増加を考慮し、駐車場新設への準備を進めてきた。

 駐車場整備工事は2010年度施設整備費補助金事業で、工期は同年9月1日~11年3月31日。総事業費は約7億800万円。身障者にも対応できるエレベーター2基を設置した地下1階駐車場は3828平方メートルで、収容台数は143台。そのほか、正門前から新外来診療棟前までを整備し、地上は新たに53台収容台数が増える。これにより完成後、現在の立体駐車場などを合わせると、合計495台が収容可能になる。

 同大施設環境部整備計画課は「地下と地上を合わせると現状より196台増える。公道に列をなしていた車は緩和され、利用者や近隣商店街などにも配慮できるのではないか」とした。また、整備工事期間中、正門前駐車場の一部が使えなくなる場合があるため、職員駐車場などに臨時駐車場を設け対応する。

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