県と神戸大が「包括連携協定」2日締結『神戸新聞』2010年7月27日付

『神戸新聞』2010年7月27日付

県と神戸大が「包括連携協定」2日締結

県と神戸大学(神戸市灘区)は26日、科学技術や産業振興、人材育成、地域活性化などの課題に協力して取り組む「包括連携協定」を2日に結ぶことを明らかにした。両者は「神戸大の高度な知識と県の研究施設、ネットワークを生かし、地域社会に貢献したい」としている。

県公館(神戸市中央区)で2日、調印式と記念講演会を開く。

神戸大連携創造本部によると、両者は2006年以降、科学技術や国際交流、地域医療などの分野で、少なくとも九つの連携協定を締結。さらに幅広い連携を進めるため、包括連携協定を結ぶことにした。

協定に基づく取り組みとして、人口減少や高齢化が進む中山間地域に学生を派遣し、地域課題の調査や活性化のための交流を促進▽神戸ポートアイランド2期の次世代スーパーコンピューターや大型放射光施設スプリング8を使った研究開発▽研究結果の県内企業への還元の橋渡しや人材育成▽就職活動に有利なキャリアの認定‐などを想定している。

調印式は午後1時半から。午後2時からの講演会では、環境浄化や食の安全などをテーマとする七つの産官学連携プロジェクト紹介もある。一般の人も参加できる。神戸大学連携創造本部TEL078・803・5427
(中島摩子)

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com