富山大学長選、学内意向調査を重視 10月実施、結果を票数に置き換え『北國新聞』2010年6月17日付

『北國新聞』2010年6月17日付

富山大学長選、学内意向調査を重視 10月実施、結果を票数に置き換え

富大学長選考会議(議長・中島恭一富山国際大副学長)は16日、同大の五福、杉谷、高岡の3キャンパスで、教職員を対象に次期学長の選考に関する経過説明会を開いた。2008年の学長選で、各学部から、学内の意向調査が最終選考に十分に反映されなかったことに対する批判が出たことから次期学長選考では意向調査を前回より重視する方針であることが示された。

西頭德三学長の任期は2011年3月までで、富大学長選考会議は、次期学長の選出方法などに関して昨年6月からこれまでに7回の会合で議論してきた。説明会では、五福キャンパスで中島議長が経過を説明し、杉谷、高岡の両キャンパスでも同時に映像が流される形で進行した。

08年の学長選では、教職員を対象にした2度の意向調査でいずれも最下位だった西頭氏が、約半数の学外委員が参加した同会議の最終投票で学長に選任された。

これを受け、同会議は、学長選考が投票となった場合、これまでの同会議委員の票数に加え、意向調査結果を具体的な票数に置き換え、それらを合計した票数で学長を決める方針である。中島議長は「投票で決める場合、意向調査の結果を同等に扱う」と話した。

学内の意向調査は10月に1回実施し、学長選の公開討論会も行う計画である。また、大学の中期目標の期間が6年であることから、学長の任期も、現在の4年から6年にすることを検討していることが報告された。

説明会では、参加者との質疑応答も行われた。

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com