阪大研究室で不正経理疑い 裏金プールか、調査委設置 共同通信配信記事 2010年6月14日付

共同通信配信記事 2010年6月14日付

阪大研究室で不正経理疑い 裏金プールか、調査委設置

大阪大大学院医学系研究科(大阪府吹田市)の元教授(現特任教授)の研究室で、男性研究員の給与を返還させ、裏金としてプールするなどの不正経理が行われた疑いがあることが14日、大阪大と関係者などへの取材で分かった。

大阪大は、理事を委員長とし、学外の有識者を加えた調査委員会を2日に設置。4日に文部科学省に連絡した。

カラ出張の疑いもあるといい、調査委は元教授らから事情を聴くなどして、経緯や私的流用の有無などを詳しく調べている。不正が事実ならば、関係者を処分する方針。

大阪大などによると、不正経理の疑いがあることは、4月28日に監査室への通報があり発覚。独立行政法人「科学技術振興機構(JST)」から受託した研究費で雇用されていた非常勤の男性に、振り込んだ給与の一部を研究室に返させていた疑いがある。

大阪大の高杉英一副学長は「なるべく速やかに、公正に調査したい」と話している。

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