東大論文の引用、104万回 『読売新聞』2010年4月21日付

『読売新聞』2010年4月21日付

東大論文の引用、104万回

米国の民間情報会社「トマソン・ロイター」はこのほど、「日本の研究機関ランキング」を発表した。

それによると、1位は東京大学で、以下、京都大学、大阪大学と続いた。私立大学トップの慶応大学は13位だった。

ランキングは、論文が他の論文に引用される回数「被引用数」に着目。1999~2009年に発表された物理学や化学など22分野の重要論文について、著者の所属機関ごとに被引用数を集計し、順位を付けた。1位の東大は被引用数104万回、2位の京大は73万回、3位の阪大は62万回だった。

上位20機関について、比較的優れた論文が多いことなどを示す「1論文あたりの平均被引用数」では、1位は科学技術振興機構の20.19回。東大は4位の14.49回だった。

しかし、国内トップの東大も、世界では11位。続く京大が31位、阪大37位、慶応大287位だった。世界の壁は、まだまだ厚い。(石塚公康)

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