信大の学費「高い」57% 25日に負担軽減訴えシンポ 『中日新聞』長野版2010年4月21日付

『中日新聞』長野版2010年4月21日付

信大の学費「高い」57% 25日に負担軽減訴えシンポ

信州大学生自治会連合(松本市)は20日、授業料や入学金を「高い」と感じている学生が57%に上ったとのアンケート結果を発表した。25日に同市旭の松本キャンパスで「学費シンポジウム」を開き、負担軽減や奨学金制度の充実などを訴える。

県庁で会見した同連合の藤浦修司委員長(20)=教育学部3年=は「学費負担と経済不況による仕送りの減少などで学生は食費を切り詰めたり、アルバイトに追われたりしている」と説明した。

同大の授業料は年間53万5800円、入学金は28万2000円。アンケートで、学費を「高い」としたのは57%で最も多く、「バイト代や奨学金がないとやっていけない」「私立よりは安いがまだ負担が大きい」などの意見があった。

「適当」は23%、「安い」は2%などだった。

一方、奨学金制度の利用者は26%で、無利子や返済不要の給付制の拡大などを求める声が多く、授業料減免制度の免除枠拡大などの要望もあった。

アンケートは2009年度の全学部の1年生約2500人を対象に実施し、1505人が回答した。

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