《追悼》『法人化』に反対された井上ひさしさん(その2) 2 2003.6.7 「横浜市立大学と附属2病院の存続・発展を求める市民の夕べ」 ダイジェスト版

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(原版から一部、写真を割愛させていただきました:引用者)

2003.6.7 
「横浜市立大学と附属2病院の存続・発展を求める市民の夕べ
ダイジェスト版

6月7日(土)、横浜市開港記念会館にて「市民の夕べ」が開催されました!横浜市民のみならず、遠方より駆けつけて下さった多くのOB、現役市大生の参加により大変盛況な「夕べ」となりました。取り急ぎ写真をメインに速報として掲載致します。
なお、講演やご発言について、このページでは編者の印象に残った部分をごく簡単な抜粋にて「」内に記しておりますことを御了承下さい。


17時30分の開場以前から会館前で待って下さった方もおられ、急遽開場を早める事に。
多くの方々のご来場を頂き、定刻近くには1F席がほぼ埋まる状態。スタッフ一同ひとまずホッ。

ほぼ時間通りに、長谷川代表の挨拶で「市民の夕べ」がスタートしました。





井上ひさし氏講演「都市の中の大学」:
イタリアはボローニャでの大学発祥の流れに準え、都市にとっての大学の存在意義、「大学は市民の財産である」という話をユーモアを交えお話し下さいました。

「市民の問題を、大学が全て考えなくてはいけない。人権・自由・平和・憲法の問題も全て。市民が本来考えるべきことを代わって考えているからこそ、都市にある大学が市民の誇りになっていく」
「市大の先生と市民がもっと必死になれば、必ずついてくる人がいるはず」
「難しい事を優しく、優しい事を面白く」



柳沢悠氏意見発表「答申と大学人」:








小林貞雄氏意見発表「横浜市大に期待する」:
横浜市大病院の患者さんでもおられる小林氏、スクリーンを使ってのお話でした。市大を花に見立てて、しっかり根(基礎学問)を張り大きな花(地域への貢献)を咲かせよう!という説明は大変イメージの沸くものでした。途中で一部スクリーンが映らなくなるハプニングが…会場の皆様、そして小林さん、すみませんでした。





講演が始まるまでには、1F・2Fともほぼ満席に! 約460名のご来場です。スタッフ人数とあわせ、開港記念会館の定員一杯となりました。本当にありがとうございます!








横浜国立大学より、北川善英教授がご挨拶に。 








休憩時間中、なんと井上ひさし氏が再度壇前に立たれ、マイクを持って熱弁!


「横浜市大は、日本に先駆けて公立の演劇学校を作るべき」「『金がかかるから大学は要らない』 誰が言ってるんですか、そんな事?ダメですよ」

風邪気味の体調をおして熱く語って下さった井上さんに感謝します!  



ご来場の方々にもご発言を頂きました。
「過去にも、市大廃校の危機があったが、当時の議員全員が一丸となり、あらゆる手を尽くして守りきった。」という大久保元市議長のご発言の他、
「学生1200人にアンケートを実施、約450名返答の中、80%以上の学生が『大学側の説明が十分と思えない』との結果」
「今後市民の会がどう活動していくのかハッキリしない」
「教授さんたちは何をしているの?」
といった、率直なご意見が寄せられました。討論としての時間は十分取れず申し訳ありません。しかし、今後の活動への参考となる意見が寄せられました。 

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