他大と連携「知の拠点」・・・広大本部跡地の活用策『読売新聞』広島版2012年8月28日付

『読売新聞』広島版2012年8月28日付

他大と連携「知の拠点」・・・広大本部跡地の活用策

 広島大は、広島市中区の同大学本部跡地(11・4ヘクタール)の再開発について、跡地内の東千田キャンパス(1・8ヘクタール)に社会人教育や他大学との連携拠点となる「知的人材育成センター」などの整備構想をまとめた。学内に設置した作業部会で、9月をめどに具体的な機能や整備日程を詰める。東広島市に本部が移転してから12年。懸案だった跡地利用計画が大きく前進することになりそうだ。(澤本梓)

 同大学によると、広島市と共同で進める跡地活用策で、東千田キャンパスの北東側駐車場(0・3ヘクタール)と、隣接する国立大学財務・経営センター(千葉市)が所有する0・6ヘクタールの空き地の換地が4月に完了。同キャンパスを1・8ヘクタールに拡大させ、2棟の新施設を建てる。

 広島市立大と修道大、広島経済大など県内11大学と連携して、共通の講義や共同研究などに取り組む「広島地域国公私立大学連携知的人材育成センター」(仮称)を設置する。このほか、広島大の医歯薬の学部生(1学年約850人)の教養教育や、社会人教育の拡充などの機能を持たせる。新棟の完成は早くて2年はかかるという。

 跡地は「知の育成エリア」「知の継承エリア」「知の拠点を支えるゾーン」の3ブロックに分けて整備。国立大学財務・経営センターが所有する被爆建物の旧広島大理学部1号館(約2800平方メートル)は敷地内の空き地との土地交換によって市が取得し、東千田公園の一部として保存・活用する方針。一方、現在、市などが所有している4・1ヘクタールの土地は売却し、民間活力を利用した住宅や商業施設として整備していく。

 現在、東千田キャンパスには、法、経済学部の夜間コースや法科大学院などがあり、社会人を含む約700人が学んでいる。

 同大学学長室の担当者は「跡地は本学発祥の地。地域に開かれた知の拠点として、再生したい」としている。

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