秋大、被災学生を支援へ 大潟村農家有志の寄付活用『秋田魁新報』2012年1月29日付

『秋田魁新報』2012年1月29日付

秋大、被災学生を支援へ 大潟村農家有志の寄付活用

 秋田大学(吉村昇学長)は2012年度、東日本大震災で被災した学生への経済支援を目的にした一時金給付を行う。新入生への入学準備金のほか、在学生に生活支援金や就職活動支援金として支給する。

 大潟村の農家有志19戸が、戸別所得補償制度の補償金の一部から同大に寄付した約2千万円を活用する。農家有志が昨年11月、県内大学から被災学生の支援策を募集、コンペで同大への寄付を決めた。

 対象となるのは▽扶養者の自宅が全半壊したり、扶養者が死亡または行方不明となっている▽震災の影響で扶養者が失業した▽福島第1原発事故の影響で扶養者の自宅が警戒区域か計画的避難区域にあるなど。

 入学準備金は10万円で、13年度の新入生も対象とする。在籍する学生(大学院含む)には、生活支援金(アパート代や食費補助)として上限10万円、就職活動支援金(交通費など)として上限5万円を支援する予定。

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