産学官連携の近況報告 佐賀大・佛淵学長 『佐賀新聞』 2014年2月4日付

『佐賀新聞』 2014年2月4日付

産学官連携の近況報告 佐賀大・佛淵学長

九州経済連合会(麻生泰会長)の佐賀地域委員会(委員長・陣内芳博佐賀銀行頭取)が佐賀市内で開かれた。佐賀大学の佛淵孝夫学長が県内の産学官連携の取り組みなどについて講演し、会員間で意見を交換した。

佛淵学長は統合10周年を迎えた昨年、国立大学で2番目となる美術館を設立し、盛況を博していることなど近況を報告。産学官連携については理系学部だけでなく、文系学部でも観光開発などリンクできる学問・研究があるとし、「積極的に活用してほしい」とアピールした。

また、整形外科医として取り組んだ人口関節や電子カルテなど医工連携の実例を紹介。「身近なニーズに応えるべく専門や大学の垣根を越えた有機的なネットワークの輪を広げ、地域活性化に貢献したい」と意欲を示した。

意見交換では「ハイテクよりもローテクという指摘にヒントを得た」とする意見などが出され、佛淵学長は「巨額の資金がなくても、アイデアプラス技術で何かを生み出すことができる。情熱こそが大切で、夢を熱く語りアイデアを出してほしい」と呼び掛けた。

 

 

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