ものづくり研究棟完成 岩手大 『岩手日日新聞』 2014年1月23日付

『岩手日日新聞』 2014年1月23日付

ものづくり研究棟完成 岩手大

岩手大(藤井克己学長)が盛岡市上田の工学部構内に建設を進めていた「ものづくり研究棟」の竣工(しゅんこう)式は22日、現地で行われた。県が進める次世代モビリティ(自動車)開発や、地元と連携した人材育成事業をより効果的に進めるため、金型、鋳造、複合デバイス(電子部品)の3分野を集積。実験室などが設けられ、産学連携の下での次世代向けの研究開発拠点形成を目指す。

式には関係機関や地元企業などから180人が出席。藤井学長が「本学の強みの重層的な産学ネットワークと金型や鋳造などの基盤技術を核に、ものづくり技術の高度化、技術融合による実用化促進を実現するため、必要な建屋を設置することとした。地域のものづくり企業と連携しながら新たなイノベーションの創出を目指す」とあいさつ。テープカットを行い、施設の完成を喜び合った。

同大では金型(北上市)、鋳造(奥州市)、デバイス(花巻市)の3サテライトや、学内にも工学部を拠点とした融合化ものづくり研究センターを設置して、ものづくりに関する研究を進めてきたが、今回新たな研究棟に3分野を集めることで、さらなる研究の加速化を図る。

特に、文部科学省の地域イノベーション戦略支援プログラムと、経済産業省の産学連携イノベーション促進事業として二つの事業が採択され、研究が進んでいることから、両事業の拠点としての役割も担う。

研究棟は鉄骨造り2階建てで、延べ床面積は約1300平方メートル。建設費は約3億5000万円で、3分野の実験室や検査分析室などのほか、企業などに貸し出すためのレンタルラボを設置。中央部には屋根付きのオープンスペースも設けられ、発表会や交流の場として活用していく。

既に鋳造分野の実験室は稼働しているが、4月には3分野そろって本格的な活動を開始する。企業などとの共同研究を進め、将来的には次世代の車の試作品発表も視野に入れている。3サテライトは従来と同様に活用していく方針。

 

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