山雅、信大に寄付講座開設へ 社員講師にクラブの活動学ぶ『信濃毎日新聞』 2013年1月9日付

『信濃毎日新聞』 2013年1月9日付

山雅、信大に寄付講座開設へ 社員講師にクラブの活動学ぶ

信州大(本部・松本市)の全学教育機構は来年度、学生がサッカーJ2松本山雅FCの歴史や活動を学び、試合の集客イベントを企画する山雅の寄付講座を開設する。地元のプロサッカークラブに関わり、学生の企画力やコミュニケーション力を高める狙い。山雅は地域貢献の一環と位置付け、社員を講師として派遣する。

講座は「地域密着のスポーツプロモーション」。少人数形式で、山雅運営会社の大月弘士社長やイベント、グッズ販売、広報などの担当者がゲストスピーカーとして講義する。今年夏までに15回ほど開く予定だ。

学生は山雅の理念、イベントなどの集客施策、地域との関係を学び、松本市のアルウィンで開くホーム試合の際のイベントや山雅のグッズなどを考案する。今年夏のホーム試合で、実際にイベントを開き、グッズも販売するのが目標だ。

信大と山雅は昨年12月に講座を開設するための協定に調印した。山雅運営会社の上條友也取締役は「密度の濃い内容が期待できる。意欲的な学生に集まってもらえればうれしい」。講座でコーディネーターを務める信大の橋本純一教授も「大学も山雅もともに地域貢献が理念。ウィンウィン(相互利益)の連携になる」と話している。

両者の連携では、昨年10月に学生有志と山雅が試合観戦を通じて男女が親睦を深める合コン「スタコン」を合同で開いた。

 

 

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