『佐賀新聞』 2013年12月21日付
佐賀大学病院の新棟完成 屋上ヘリポートも
佐賀大学病院(宮崎耕治病院長、佐賀市鍋島町)の新病棟が20日完成した。これまで分散していた救命救急センターと集中治療室、手術室を集約し、救急から先進医療まで一元的に対応する。
再整備計画に伴い「南診療棟」「北病棟」「診療支援棟」の3棟を新設。南診療棟の手術室と集中治療室には最新機器を導入した。屋上ヘリポートは県が1月中旬から運航するドクターヘリの拠点となる。北病棟には脳神経外科や血液・腫瘍内科、リハビリセンターなどが入る。病床数はこれまでと同じ604。総工費は68億2800万円。
今後は既存施設の大規模改修を行い、2017年度の完成を目指す。宮崎病院長は「地域医療を担う大学病院として、県民の期待に応えていきたい」と抱負を述べた。
患者や機器の引っ越しは30日にあり、28日から1月3日まで救急患者の受け入れを休止する。