『岐阜新聞』 2013年12月11日付
岐阜大学長に森脇氏 医学系、2代連続生え抜き
岐阜大は10日、森秀樹学長(70)の任期満了(来年3月末)に伴う後任の新学長に、同大大学院医学系研究科教授の森脇久隆氏(62)を選んだ。任期は来年4月から6年間。
森氏に続き2代連続で岐阜大卒の学長。医学系が専門の学長は3代連続。森脇氏は兵庫県三田市出身。岐阜大医学部を卒業後、同学部助教授、教授などを経て、2004年から同大大学院教授。06年から4年間、岐阜大病院長を担った。
専門は内科学(消化器病学)で、肝臓病の治療に精通。日本内科学会東海支部代表(評議員)、日本消化器学会執行評議員などを務めている。2月には岐阜新聞大賞を受賞した。岐阜市在住。
本紙の取材に森脇氏は「各学部・研究科が切磋琢磨(せっさたくま)して教育を充実し、優秀な人材を輩出してさらに地域貢献する大学を目指す」と抱負。「研究面でも世界的に輝く業績を上げる集団でありたい」と意欲を示した。「全国から優秀な学生を集める取り組みや、アジアなどからの留学生受け入れを通じた海外の大学との交流、国際貢献も強化したい」と述べた。