県立大:豊岡に大学院 コウノトリの郷公園内に来年4月に開学 ;市職員を院生に、2年間派遣方針 『毎日新聞』兵庫版 2013年11月23日付

『毎日新聞』兵庫版 2013年11月23日付

県立大:豊岡に大学院 コウノトリの郷公園内に来年4月に開学 ;市職員を院生に、2年間派遣方針

兵庫県立大(本部・神戸市西区)の新大学院「地域資源マネジメント研究科」(修士課程)が豊岡市祥雲寺の県立コウノトリの郷公園の敷地内に設置されることが決まった。開学は来年4月。これを受け豊岡市は、職員を同科に院生として2年間派遣する方針を決めた。29日開会の定例議会に補正予算案を上程する。

大学院の建物は郷公園の管理・研究棟と豊岡市立コウノトリ文化館の間に建設中。県産木材活用のため木造で、2階建て延べ約1000平方メートル。実習室や、研究成果を示す展示室も建物内に作る。

社会人も含め年間12人を募集する。コウノトリや山陰海岸ジオパークなどを地域資源と位置づけ、それらを生かした地域振興を考える。生態学、地球科学、人文社会科学の3分野がある。

市は、「35歳未満で市での在職年数3年以上」などの条件を満たした職員から希望者を募り、市役所内の選考試験を経て派遣職員を決める。選ばれた職員は大学院の選考試験を経て2年間、研修の形で大学院に在籍する。市役所に戻ってからは、研究内容に沿った部署・業務に就くという。【柴崎達矢】

 

 

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