中日新聞長野版 2013年9月28日付
「学長慎重に選びたい」 新県立大構想で知事
県が設立を目指す新県立大の学長選考の時期について、阿部守一知事は二十七日の県議会一般質問で「いたずらに時間をかけるつもりはないが、ふさわしい人を慎重に選びたい」と述べた。今井氏の質問に答えた。
阿部知事は学長について「新県立大の基本構想を理解し、学生の教育に熱意と愛情をもって大学づくりに取り組める人を候補にお願いしたい」と述べた。
また、新県立大の設立準備委員会に設置を予定する二つの専門部会のメンバー構成について「教育課程・教員選考専門部会の委員は、学問分野の専門家を中心に構成する。施設整備の専門部会の委員は大学関係者、建築の専門家を中心にしたい」と述べた。
今井氏は、管理栄養士養成課程を含む新県立大の基本構想に県内私大を中心に反対意見があることを踏まえ「専門部会の議論の結果によっては学部学科の変更があるか」と質問。阿部知事は「専門部会においては、今示している学部学科を前提に、さらに具体的に固めてもらいたい」と述べるにとどめた。
(小西数紀)