静岡県、医科系大学・大学院の新設を提案 国家戦略特区 『日本経済新聞』東海・北陸版 2013年9月10日付

『日本経済新聞』東海・北陸版 2013年9月10日付

静岡県、医科系大学・大学院の新設を提案 国家戦略特区

静岡県は9日、国が募集していた「国家戦略特区」に「グローバル人材育成のための医科系大学・大学院の設置」を提案した。医科系大学の設置で医師不足解消を目指すほか、医療機器や医薬品開発の機能も持たせて産学連携を進める。

ただ、医学部新設には規制緩和が必要で、提案が実現するかは不透明な情勢だ。

県の提案は、医科大学か医科系大学院を静岡県が設置するか、私立の医科大学(大学院)を誘致するという内容。付属病院を設けるほか、学生の海外への留学や外国人医師の受け入れを通じてグローバル人材を育成する。川勝平太知事は誘致先として「東部地域が念頭にある」とした。

国は医学部新設を認めておらず、県は提案の中で規制緩和を求めた。静岡県の人口10万人当たりの医師数は全国で40番目に少ない。県は「深刻な医師不足の状況にある」としている。

 

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