大学・短大 進学率2年連続減 今春の県内高校卒業者 『東京新聞』埼玉版 2013年8月16日付

『東京新聞』埼玉版 2013年8月16日付

大学・短大 進学率2年連続減 今春の県内高校卒業者

県教育局は、今春の県内の高校卒業者五万七千五百二十人の進路状況調査速報(五月一日現在)を発表した。大学・短大への進学率は56・5%(前年比0・5ポイント減)で、二〇一一年(57・1%)をピークに二年連続で減少した。

専門学校への進学率は17・7%(前年比0・6ポイント増)で二年連続で増えた。同局の担当者は「将来の進路を考え、資格や技能を身に付けようという傾向が高まっている」と分析する。

大学進学者の内訳では、医・歯学系や栄養士の資格が取得できる家政系への入学率が伸びた一方、人文や理工学系は低下した。

就職者は13・2%(前年比0・5ポイント増)となり、三年連続で上昇。今年三月の県内高校生の求人数が前年同期よりも7・5%増えたことなどが背景にあるとみられる。

進路未定者は、この区分ができた〇五年(2・4%)以降で最も低い0・7%(前年比0・6ポイント減)だった。 (増田紗苗)

 

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