兵庫県立大など5大学 災害看護の共同大学院開設へ『神戸新聞』2013年7月23日付

『神戸新聞』2013年7月23日付

兵庫県立大など5大学 災害看護の共同大学院開設へ

 兵庫県立大など国公私立の5大学は22日、国内初の災害看護の専門家を育成する共同大学院「共同災害看護学専攻」を開設する、と発表した。2014年4月の開設を予定しており、今秋にも学生募集を始める。

 ほかの4大学は、高知県立大、東京医科歯科大、千葉大、日本赤十字看護大。

 5年間の博士課程で、各大学が2人ずつ受け入れ、統一の教育プログラムを実施。テレビ会議システムを用いた遠隔授業や海外研修、行政や企業へのインターンシップなどを行い、災害現場での救急救命のほか、中長期的な被災地支援、防災・減災に力を発揮できる人材を育てる。

 この日、東京都内で開かれた会見には各大学の学長らが出席。兵庫県立看護大(当時)や近大姫路大の学長を歴任した高知県立大の南裕子学長は「5大学のそれぞれの強みを生かし、世界の災害に対応できるリーダーを育てたい」と話した。(山本哲志)

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