京大が国際化目標 留学生・外国人教員数倍増『京都新聞』 2013年6月28日付

『京都新聞』 2013年6月28日付

京大が国際化目標 留学生・外国人教員数倍増

 京都大の松本紘総長は27日の定例会見で、京大の国際化に向けた数値目標を明らかにした。2020年までに留学生や外国人教員の数を倍増させるとともに、「世界大学ランキング」でトップテン入りするとしている。

 2020年までの国際戦略「TWO by2020」で、国際化に関わる数字を2020年までに2倍にする。具体的には、海外への留学や世界トップレベルの大学院、英語の講義などを倍増し、英教育専門誌の世界大学ランキングで現在(2012年、東京大は27位)の54位から10位以内にする。

 松本総長は「京大の国際化を、あらゆる方面で進めたい」と強調した。

 東京大が導入方針を決めた4学期制についても、京大も検討する方針を明らかにした。「各部局に1年かけて議論してもらい、医学部生のインターン時期など問題点を見極める」という。

 さらに大学入試改革について言及し、今月就任した国立大学協会長としても「(大学入試改革は)国民的課題で、国大協としても検討を始めている」と議論を積極的に進める考えを示した。

 文部科学省が大学入試センター試験の代わりとして導入を検討する到達度テストについては「試験機会が増えるのはいいが、大学で実施するのか、高校なのか、誰がいつやるのか慎重に検討しないといけない。専門家を交えた国大協の入試委員会に検討をお願いした」という。

 

 

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