無期雇用へ支援を 研究者処遇 宮本氏が是正要求『しんぶん赤旗』2013年6月6日付

『しんぶん赤旗』2013年6月6日付

無期雇用へ支援を 研究者処遇 宮本氏が是正要求

 日本共産党の宮本岳志議員は5月30日の衆院科学技術イノベーション特別委員会で、科学技術を支える研究者の処遇や雇用が危機に直面している実態を告発し、是正を求めました。

 宮本氏は、労働契約法改定で有期契約の研究者が無期雇用へ転換となる5年の直前で雇い止めされる動きが大阪大学などで現実に起きていると指摘。「法の趣旨に反する状態を放置するな」と迫りました。

 山本一太科学技術政策担当相は、「若手研究者から雇い止めの懸念が出されている。フォローアップ(追跡調査)していく」と答えました。

 宮本氏は、運営費交付金など基盤的経費の削減で非正規雇用を増やさざるをえない大学の実態を示し、「無期(雇用)への転換に必要な財源を国として確保することが必要だ」と迫りましたが、山本担当相は「運営費交付金は必要不可欠な基盤的経費だ」と述べるにとどまりました。

 宮本氏は、「基盤的経費の充実を求める大学の声に真剣に耳を傾けるべきだ」と主張しました。

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