秋入学の空白期間に留学を 下村文科相が全員対象の奨学金制度提唱『産經新聞』2013年5月2日付

『産經新聞』2013年5月2日付

秋入学の空白期間に留学を 下村文科相が全員対象の奨学金制度提唱

 下村博文文部科学相は1日、米首都ワシントンで講演し、東京大などが進める秋入学への移行に合わせ、高校卒業から半年間の短期留学を希望する学生 全員を対象とした公的な奨学金給付制度を創設する考えを示した。下村氏は「高校を3月に卒業すると秋入学の大学まで半年間の空白期間ができる。この期間を 利用して海外に行く学生に対して国が全額無償の奨学金を出す」と述べた。

 講演後の記者会見で下村氏は、大学の秋入学移行には数年かかるとみられることから「実施は少し先の話になる」と説明。「1人30万円ほどで数カ月間の留学は可能。大学の数も多くないので、それほど大きな予算規模にはならない」との見通しを示した。

 海外でのインターンシップやボランティア活動は奨学金の対象外となるが「民間企業にも協力してもらいながら大学による体制づくりを国が支援したい」と述べた。(共同)

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