山形大学長「名雪氏人事、問題ない」 認識あらためて強調

『山形新聞』2013年04月13日付

山形大学長「名雪氏人事、問題ない」 認識あらためて強調

 資料漏えい問題で更迭された元原子力規制庁審議官名雪哲夫氏が山形大教授に就任した人事で、同大職員組合(品川敦紀執行委員長)が抗議文を提出したこと に対し、同大の結城章夫学長は12日の定例会見で、あらためて問題がないとの認識を示した。重粒子線がん治療施設に関する予算獲得の見返り、との抗議文の 指摘に関しては、会見後の取材に対し「そういうことで予算を決めるべきではないし、決まっていない」と強調した。

 会見で結城学長は「(問題となった行為自体は)優れたものとは言えないが、本人が反省しており、区切りが付いたと思っている。持っている能力、知識を活用することの方が大事だ」と見解をあらためて説明した。

 また、抗議文で活動内容が不明瞭と指摘があった旧科学技術庁出身の名雪氏以外の3人の教授について結城学長は「東北創生研究所のコーディネートや有機エレクトロニクスプロジェクトの業務などで大きな貢献をしている」とした。

 

 

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