県立大:短大部4年制、検討へ 資格取得など「2年では不十分」『毎日新聞』島根版2013年4月13日付

『毎日新聞』島根版2013年4月13日付

県立大:短大部4年制、検討へ 資格取得など「2年では不十分」

 県立大(浜田市)の本田雄一学長は、松江キャンパスの短期大学部について4年制化の検討を始める方針を明らかにした。学部内では4年制移行の意見で一致しており、今後、学内の法人改革検討委員会に諮り、社会情勢の変化や地域ニーズなどを踏まえて判断する。

 現在、松江キャンパスの短期大学部には、健康栄養、保育、総合文化の3学科があり、定員は計230人。健康栄養、保育の両学科では栄養士や保育士の資格取得が可能なカリキュラムが行われているが、実質倍率が漸減傾向の学科もある。

 本田学長は記者会見で「より専門的な管理栄養士の資格や教員免許と両方を持つ栄養教員の養成、幼児教育の全般に対応する資格取得などを保証するには2年制では不十分」と語った。

 総合文化学科の4年制化は、現在行っている司書養成を発展させ、観光や文化資源を生かせる人材の養成につなげていきたいという。【江田将宏】

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