「あしき癒着」と山形大学長に抗議文 山形大教授名雪氏就任で職員組合『山形新聞』2013年04月5日付

『山形新聞』2013年04月5日付

「あしき癒着」と山形大学長に抗議文 山形大教授名雪氏就任で職員組合

 資料漏えい問題で更迭された元原子力規制庁審議官名雪哲夫氏が山形大重粒子線がん治療施設設置準備室教授に就任した人事に関し、山形大職員組合(品川敦紀執行委員長)は4日、結城章夫学長に抗議文を提出した。

 抗議文では「今回の人事は、天下りの官僚を受け入れるというあしき癒着構造そのもの」とし、名雪氏の早期の文部科学省復帰を求めた。

 記者会見で、品川執行委員長は「(情報漏えいで処分を受けた)名雪氏が教授の資格に該当するとは思えず、重粒子線がん治療施設設置に向けた予算獲得の見 返りと思われても仕方ない」と強調。今回とは別に旧科学技術庁から就任したほかの3人の同大教授に関しても「活動内容が分かりにくい」と指摘した。

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