東大大学院、「授業のやり方」教える講座開設へ『読売新聞』2013年4月4日付

『読売新聞』2013年4月4日付

東大大学院、「授業のやり方」教える講座開設へ

 東京大学は2013年度から、大学教員を目指す大学院生を対象に「授業のやり方」を教える講座を開設する。

 東大でも、教員は研究に専念するだけでなく、「教える力」を身に着けてもらう必要があると判断した。学生への教育力を大学が強く求められていることが背景にある。

 この講座では、授業計画書の書き方のほか、大教室での講義、討論やグループ発表といった学生参加型授業の組み立て方などを教える。各学期、180分の授業を8回行う予定で、13年度は約100人の受講を目指す。修了者に履修証を交付し、大学への応募時に活用してもらう。

 東大の博士課程在籍者は昨年5月時点で約6000人。毎年200人程度が大学で教員になるとみられる。講座を担当する栗田佳代子特任准教授は「大学教員は研究中心の意識が強かったが、教育力が不可欠になっている」と話す。

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