鹿児島大:「カラーと個性明確に」前田新学長が抱負 水資源など新たに研究『毎日新聞』鹿児島版2013年4月3日付

『毎日新聞』鹿児島版2013年4月3日付

鹿児島大:「カラーと個性明確に」前田新学長が抱負 水資源など新たに研究

 鹿児島大の新学長に就任した前田芳實(よしざね)氏(68)が2日、記者会見し「鹿児島大のカラーと個性を明確につくっていきたい」と抱負を述べた。就任は1日付で、任期は1期3年。

 前田新学長は鹿大のカラーや個性を「9学部10研究科があり、西日本随一の総合大と自負している。日本の“食糧基地”としての役割や離島など鹿児島の地域の特性を生かした研究を進めたい」とした。学部を超え全学的に取り組む研究については、新年度から新たに「水資源」と「エネルギー」分野を加えることを明らかにした。

 また、山口大との共同獣医学部が設立から1年になるのを受け、「共同講義などでこれまで実施できなかった獣医学教育の幅広い授業が展開できるようになった。今後、施設面でも充実を図りたい」と意欲をみせた。

 鹿児島市出身で、鹿児島大大学院を修了。専門は家畜の遺伝子研究。前任の吉田浩己学長は2期6年を務め、退任した。【垂水友里香】

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com