弘前大:大学院に医工連携科目、医療機器開発担う 来年度から『毎日新聞』青森版2013年3月5日付

『毎日新聞』青森版2013年3月5日付

弘前大:大学院に医工連携科目、医療機器開発担う 来年度から

 弘前大は4日、先進医療機器の開発を担う人材育成のため弘大大学院理工学研究科の博士前期課程(2年)に13年度から工学技術と医学知識を連携させた「健康科学システム」科目を新設すると発表した。社会人向けの特別措置も設ける。

 新科目は弘大の医学・保健学両研究科や付属病院と連携してカリキュラムが組まれる。吉沢篤・理工学研究科長は「理工系学生が医療現場を知り、ニーズを把握して患者らの苦しみを軽減する、人にやさしい装置を学ぶ絶好の機会」と話す。担当の小野俊郎・知能機械工学科教授は「本学は義足具の改善やスポーツひじ防止センサーなどが有望テーマで、内視鏡の管の縮小化や新生児用の心肺補助装置などの開発にも期待が持てる」と言う。

 学生受け入れは毎年5人程度を予定。社会人には夜間や休日、夏休みなどの受講を認めるほか、聴講制度を設け認定証の発行も考えている。【松山彦蔵】

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