国家公務員55歳以上の昇給停止 法案を決定産經新聞ニュース配信記事2013年3月12日付

産經新聞ニュース配信記事2013年3月12日付

国家公務員55歳以上の昇給停止 法案を決定

 政府は12日、2014年1月から国家公務員の55歳以上の昇給を原則停止する給与法改正案を閣議決定した。民間より手厚い国家公務員の高年齢層の給与を是正する。

 法案は、55歳以上を対象に勤務評価が標準以下であれば昇給せず、評価が良好な場合でも昇給額を現在の半分から3分の1に抑えるとした。13年度分は14年1~3月の3カ月で約5億円の削減を見込む。

 人事院は昨年、昇給停止を13年1月から実施するよう勧告した。しかし民主党政権は、東日本大震災の復興財源確保のため国家公務員の給与を12年4月から2年限定で平均7・8%減額していることや、公務員労組の反発に配慮して、実施を先送りしていた。

 地方公務員に関しては、政府が1月の閣議決定で、国と同様の昇給停止を実施するよう自治体に要請した。既に実施している自治体もある。

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