『神奈川新聞』2013年2月20日付
地域連携へ、保土ケ谷区と横浜国大が協定結ぶ/神奈川
横浜市保土ケ谷区(鈴木和宏区長)と横浜国立大学(同区、鈴木邦雄学長)は19日、地域での連携を図るため、連携協力協定を結んだ。
連携内容は(1)人材の育成(2)学術研究の推進(3)地域の活性化(4)安全・安心なまちづくり-など7項目。協定期間を3年とし、定期的に事業結果を検証する。
両者はこれまでにも、区役所での学生インターンシップ(就業体験)受け入れや、学生による生活保護家庭の中学生の学習支援など、個別に連携してきた。協定を結び、一層の推進を図る。
区の2013年度予算案には、新規事業として「横浜国立大学パートナーシップ事業」(110万円)を計上。地域の魅力づくりや課題解消に向けた研究などへ助成する。
鈴木邦雄学長は「地域と連携することで教育・研究の質を高め、地域にも貢献していきたい」、鈴木和宏区長は「行政だけでなく地域で学ぶ学生とともに福祉やまちづくりなどを考えていきたい」と語った。