『佐賀新聞』2013年2月15日付
佐賀大学美術館が着工 10月開館目指す
佐賀大学本庄キャンパス(佐賀市)に新設する美術館が14日、着工した。特設美術科の伝統をくむ「美術工芸の佐賀大」の象徴として、10月の開館を目指す。
美術館は鉄骨造り2階建てで、全面ガラス張り。本庄キャンパス北側の正面付近の駐車場に建設する。敷地面積は1712平方メートルで、展示スペースは約600平方メートル。美術・工芸課程の歴代美術教員や卒業生、学生の作品を展示する。全国の国立大学法人では2例目の美術館建設となる。
事業費は建築費6億円、施設維持管理費3億円を見込み、学内や同窓会、企業、団体などから寄付を募る。
起工式には、大学や工事関係者ら約60人が出席。佛淵孝夫学長が「やっと第一歩を踏み出せた。文化・芸術分野でも佐賀大学が貢献し、美術館を地域の交流の場にできれば」とあいさつした。