岩手大に産学連携拠点を設立へ 共同研究体制を整備『岩手日報』2013年2月3日付

『岩手日報』2013年2月3日付

岩手大に産学連携拠点を設立へ 共同研究体制を整備

 岩手大(藤井克己学長)は、産学連携拠点となる「ものづくり基盤技術開発コンソーシアム(連合体)」を設立する。同大が中心となって運営する産学官の岩手ネットワークシステム(INS)をベースに、産業界のニーズを踏まえた共同研究体制を2012年度内に整備する。4日には企業向け説明会を開催する予定で、本県の産業振興を目指し次世代の技術開発や人材育成を行う。

 同コンソーシアムは、企業の共通課題や個々の研究者が取り組む関連テーマを再構成し、新たな連携テーマの発掘や共同研究のマッチングを支援する。複数企業と複数の研究者が参加する共同研究を可能にする仕組みを取り入れるのが特徴で、研究に必要な装置やスペースは大学が提供する。

 同大の強みである▽金型(かながた)▽鋳造▽高機能化学合成-などの基盤技術を核に、次世代自動車をはじめとする成長産業の育成を後押し。共同研究の短期(3年内)成果目標として60件を掲げる。12年度内に設立し、13年度から運営事業をスタートする方針だ。4日の企業向け説明会は午後1時半から、同大内の盛岡市上田4丁目の市産学官連携研究センターで開かれる。問い合わせは同大地域連携推進センター(019・621・6292)へ。

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