室蘭工大学院の改組再編、専門知識持つ人材育成に力『室蘭民報』2013年1月21日付

『室蘭民報』2013年1月21日付

室蘭工大学院の改組再編、専門知識持つ人材育成に力

 室蘭工業大学(佐藤一彦学長)は、大学院の改組再編に向けた作業を進めている。社会的な要望が高まっている高度な専門知識を持つ人材の育成に力を入れる方針だ。 

 同大は昭和40年に大学院工学研究科を開設した。当初は修士課程のみだったが、平成2年に博士課程を設け、博士前期課程(修士)と同後期課程(博士)に改組。23年度までに修士5413人、博士405人(論文博士を含む)を社会に輩出している。

 改組再編の柱は、両課程の定員と教育内容の見直し。このうち定員は前期課程を増やし、後期課程を絞る方向で調整。学内では準備委員会や作業部会を立ち上げ、カリキュラムや教員の配置などを検討している。

 佐藤学長は「高度な専門知識を持った人材に対するニーズは堅調であり、高度化する研究開発には人材が必要となっている」と、改組に向けた作業を進めている背景を説明。「大学として社会の要請に応えるためにも、できるだけ早い時期に改組再編を実施したい」と話している。

(有田太一郎)

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