大学飛び入学検討 知事が委員会設置表明『中日新聞』静岡版2013年1月18日付

『中日新聞』静岡版2013年1月18日付

大学飛び入学検討 知事が委員会設置表明 

 静岡県の川勝平太知事は十七日の定例会見で、高校、大学教育を見直すため、有識者らによる外部委員会を今春にも設置することを明らかにした。有馬朗人静岡文化芸術大理事長を中心に、県内の高校や大学の関係者を加えた組織とする考え。高校途中から大学に飛び入学できる制度導入や、実業高校での職業教育の充実などを検討してもらう。

 知事は会見で「六・三・三・四制のうち、特に後半の青年教育を充実させたい。静岡が高等教育の先例になるようにしたい」と強調した。

 担当する県文化・観光部によると、委員の人選や設置時期などは未定。下山晃司部長は「高校と大学、公立と私立の垣根を取り払って、課題を洗い出す。具体的なものはまだないが、学ぶ場の魅力を向上させたい」と話した。また、大阪市立高校で部活顧問の体罰を受けた生徒が自殺した問題で、知事は「体罰は言語道断。一貫して根絶に取り組んでいる」と訴えた。

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