山梨大学長、前田氏が再任へ 選考会議が決定『山梨日日新聞』2012年11月13日付

『山梨日日新聞』2012年11月13日付

山梨大学長、前田氏が再任へ 選考会議が決定 

 山梨大の前田秀一郎学長(64)の任期満了(来年3月31日)に伴い、同大の学長選考会議(議長・中村亨史教育人間科学部長)は12日、次期学長候補者を前田氏とすることを決めた。近く文部科学省に前田氏の学長再任を上申する。正式決定すれば、任期は来年4月1日から2年間。

 前田氏は1978年に九州大大学院医学研究科博士課程を修了。米国ロッシュ分子生物学研究所、熊本大助教授などを歴任。93年に山梨医科大医学部教授となり、2004年から医学部長を務めた。09年4月から学長に就任し、専門は生化学(分子病態学)。

 学長選考は、学内で学長候補適任者として推薦された前田氏と工学部長の豊木博泰氏(56)を対象に、1、2の両日に1次意向投票を実施。得票数は前田氏が286票、豊木氏が213票だった。

 投票結果を踏まえて学内6人、学外6人で構成する同選考会議が選考基準に沿って協議し、前田氏を次期学長候補者とすることを決めた。

 前田氏は「グローバル化に対応した人材育成など文部科学省の『大学改革実行プラン』を受けた機能強化に努めたい。任期中に山梨大の存立基盤を確固たるものにしていく」とした。〈樋川義樹〉

 

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