国立大 交付金減額で借り入れ NHKニュース配信記事 2012年10月29日付

NHKニュース配信記事 2012年10月29日付

国立大 交付金減額で借り入れ

 「赤字国債発行法案」が成立しないなか、政府は先月から国立大学への運営費交付金の支出を半分以下に減額していて、金融機関から借り入れをしてやりくりする大学も出ています。

 東京・港区にある国立大学、東京海洋大学では大学の収入のおよそ60%に当たる55億円余りを国からの運営費交付金で賄っています。

 しかし、赤字国債発行法案が成立しないなか、政府は財源が枯渇するおそれがあるとして、国立大学への運営費交付金を半分以下に減額することを決め、東京海洋大学でも、これまで支出された運営費交付金がおよそ7億円少なくなっています。

 大学では、現在行われている研修を行う建物の改修工事や、今後の研究に影響が出るおそれがあるとして、緊急の措置として銀行から5億円を借り入れることを決めました。

 大学側では、借り入れに伴い、およそ50万円の金利負担をしなければならなくなったということです。

 大学院の女子学生は「研究には日々の積み重ねが大切ですが、影響が出るようなことがあっては心配です。気兼ねなく研究できるようにお願いしたいです」と話していました。

 また、東京海洋大学の鶴田三郎理事は「学生への影響が出てはいけないので、最低期間、最低金額の借り入れを決めた。法案を早く成立させてもらうとともに、利子分の負担も考慮してもらいたい」と話していました。

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