文科省、学生の自主学習意欲高める大学に財政支援『日本経済新聞』2012年9月8日付

『日本経済新聞』2012年9月8日付

文科省、学生の自主学習意欲高める大学に財政支援

 文部科学省は2013年度から、学生が自主的に勉強する仕組み作りに取り組む大学の財政支援を始める。全国で260校を選び、課題解決型の授業や図書館の24時間開放などを進める費用を援助する。教員の講義を聴く受け身の学習スタイルを変えることで、国際社会で自立できる自ら考え行動する人材を育てる。

 国立大10校と私立大250校で、13年度概算要求では国立大向けに30億円を計上。私大向け補助金額は今後詰める。

 支援する取り組みは、学生と教員が活発に意見を交わす参加型授業や、学生が企業や地域の課題解決に取り組む授業の導入、授業の補助スタッフや教室内のICT(情報通信技術)機器の充実などを想定している。

 概算要求には学生の経済支援の充実も盛り込んだ。貸与型奨学金の対象者を約10万人増の143万人にするほか、授業料減免枠は1万5千人増の約12万人にする。

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