職員派遣協定を締結 名大病院とソウル大病院『中日新聞』2012年7月24日付

『中日新聞』2012年7月24日付

職員派遣協定を締結 名大病院とソウル大病院

【ソウル=辻渕智之】名古屋大病院(名古屋市昭和区)と韓国のソウル大病院は23日、看護師ら病院職員を相互派遣する協定の締結式をソウル大病院で開いた。松尾清一、丁憙源(チョンヒウォン)両院長らが出席した。

 看護部門が中心となって現場レベルで海外の病院と協定を結ぶのは国立大病院で初めて。松尾院長はあいさつで「チーム医療という観点からも看護師レベルに交流を広げることによって、アジアで中核的な存在の両病院が世界をリードする新しいヘルスケアや医療システムを構築できると信じる」と語った。

 名大病院側からは三浦昌子看護部長、若園尚美副看護部長、西脇公俊麻酔科教授、粕谷英樹国際交流室長らも出席した。

 派遣は本年度内に1週間から3カ月の期間で始め、対象は実務経験が5年以上の看護師。世界的に研究レベルの高いソウル大病院で看護ケアの実践や新人教育の方法などを学ぶ。将来は放射線技師や薬剤師にも派遣範囲を拡大する。ソウル大病院からも9月に看護師を受け入れる。

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