中央教育審議会(第80回) 議事録 平成24年3月21日

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中央教育審議会(第80回) 議事録

1.日時
平成24年3月21日(水曜日)14時~15時30分

2.場所
文部科学省「第二講堂」(旧文部省庁舎6階)

3.議題

 1.スポーツ基本計画の策定について(答申)(案)について

 2.学校安全の推進に関する計画の策定について(答申)(案)について

 3.教員の資質能力向上特別部会の審議状況について

 4.大学分科会の審議状況について

 5.その他

4.出席者
委員
三村会長、安西副会長、小川副会長、相川委員、安彦委員、五十嵐委員、生重委員、浦野委員、衞藤委員、大日向委員、岡島委員、加藤委員、金子委員、北城委員、國井委員、篠原委員、田村委員、無藤委員、村松委員、森委員
文部科学省
平野文部科学大臣、奥村文部科学副大臣、城井文部科学大臣政務官、森口事務次官、山中文部科学審議官、藤木文部科学審議官、德久政策評価審議官、清木文教施設企画部長、合田生涯学習政策局長、布村初等中等教育局長、板東高等教育局長、小松私学部長、久保スポーツ・青少年局長、藤野生涯学習政策局政策課長、他

5.議事録
【三村会長】
 それでは、ただいまから中央教育審議会80回総会を開催いたします。 

(中略)

【三村会長】
 次に、大学分科会の審議状況につきまして、安西分科会長から報告をよろしくお願いいたします。 

【安西副会長】
 それでは、大学分科会の審議状況についてご報告を申し上げます。資料4をご覧いただきながらお聞きいただければと思います。

 戦後、もう六十数年がたちましたけれども、産業構造がとにかく激変して、製造業におきましてもサービスということを念頭に置かなければならない時代になっております。また、大学進学率が急上昇しておりまして、私が大学に入った頃は、進学率約15%だったと思いますが、今は五十数%に達している状況がある。また、グローバル化はもちろんのことで、これは、外国で英語等を使って仕事をしなければいけないというのがグローバル化かというとそういうことではなくて、日本全体が世界のグローバル化の波の中に巻き込まれ、その中で若い人たちが生きていかなければいけない時代になった。これは全国津々浦々すべてだと認識しておりますし、また、地域の自立の重要性ということも改めてうたわれているところだと思います。

 そういう中で、戦後間もなく新制大学制度ができましてから長い間がたって、大学教育は一体どうあるべきかと。大学教育の特に学部レベル、学士課程教育の質的な転換をどうすればいいのか。さっきもありましたけれども、例えば教員養成系の学部で新たな学びということを本当に学ぶ、そういう学生が出てきてもらいたい。全く私も同じなんです。また、科学技術イノベーションにつきましても、科学技術の知識をしっかり学んだ上で、世界を視野に入れて、人とも対応できる、そういう人間が若い人たちの中からたくさん育ってきてもらいたい。あるいは社会科学系は特に人数が多いわけですけれども、本当に勉強しているのかということが問われている状況もあるわけでございます。

 そういう中で大学が、特に学部の教育が果たすべき役割は何かと。長いこと大学分科会は、延々と申し上げていいと思いますが、議論をしてまいりました。大学の先生というのは本当に議論が好きだなと思いますけれども、もういいかげんにしてくれということは毎回申し上げてまいりまして、議論する段階ではなくて、具体的な行動を直ちにとらなければいけないんだということをご認識いただいて、今度の3月末に審議のまとめを出させていただくことになっております。また、夏をめどにいたしまして、答申を出させていただくことにしております。

 そのポイントを申し上げますと、生涯学び続ける力、また、どんな環境でも勝負できる力を身につけていかないといけない。また、答えのない問題を見つけて、その問題の答えをとにかく出そうと、そういう努力をしていく人間であってもらいたい。そのために必要な汎用的な能力、あるいは専門的な知識というのは何か。友人と議論したり本を読んだり、あるいは文章をつくったり、もちろん自分の思っていることを、正確な言葉を使って人に伝える、人に理解してもらうということ、あるいは授業、ゼミ等々、学外でも徹底的に議論をして、たたかれながらまたトライしていく。そういう主体性を持った学びのできる、それを生涯続けていける人間をとにかく生み出していかなきゃならない。それでないと日本の将来はないということでございまして、そういったことを突き詰めていきますと、授業時間だけではありません。授業のための事前の準備、読書、思考、あるいは人との議論等々を含めて、もちろん大学で勉強した後、事後の探求等々も含めてトータルの学修時間、大学では、学修の「修」は修めるという字を書きますけれども、学修時間の確保が不可欠だと。よく、昔の大先輩は、「大学でおれは勉強なんかしなかった」と言って自慢する人が多いのでありますが、もうそういう時代じゃないということを、これからの大学は、あるいは学生は大先輩に向かって、大先輩のときとは違うということを、自信を持って言えるようにしてやらなきゃ駄目だということでございます。

 いろいろ申し上げましたけれども、審議のまとめの骨子は、主体的な学びに要する学修時間に着目をいたしまして、その増加・確保を、とにかく学士課程教育の質的転換の出発点としたい、各大学が取り組むということにしたい。もちろんこれまでもいろいろ経験はありますが、こう言ったところで大学はほとんど動かない。それに対してどうしたらいいのかということが実践的な問題でございまして、それはとにかく文部科学省も応援してくれなきゃ駄目だと。文部科学省がきちんと支援してもらうということも提言に入れさせていただいております。学士課程教育の質的転換のためのさまざまな仕組みが循環してうまく機能する。そういうことで、初めて大学は社会から信頼を受けることができると思いますし、国際的な通用性、グローバル化への対応もできていくと思いますし、また、日本の力になっていくと思っております。

 端的に言えば、大学は学ぶところなのだと。学ぶといっても、教えられるというより自分で主体性を持って学んでいくということでありますが、そういった原点をもう一度持って、大学分科会として、これは全国各地で学生と直接議論を交わしていきたい。私もそれに関わっていきたいと考えておりますが、「熟議」という言葉がございますけれども、熟議を深めていきたい。全国各地でそういうことをやっていきたいと考えているところでございます。

 審議のまとめには疑問、異論等々、いろいろあるかもしれないなと思いますが、大学での学びということが、個人にとっても社会にとっても最大の切り札だと。そういう危機感を共有するということは大事ですので、中教審の会長、副会長、委員の皆様におかれましても、そのことをぜひ共有していただければと思っております。

 2点、それについてお願いを申し上げたい。1つは、学士課程教育の質の改善のためには、高校教育との円滑な接続が欠かせないということでございまして、大学生の学修時間の少なさというのはデータで出ておりまして、金子先生等々のデータにもあるわけですが、その一方でこの15年の間に、特に高校生の学力、いわゆる中間レベルの層の勉強時間は平均して大体半分になっているんです。1日の勉強時間は大体2時間から1時間ぐらいまで激減しておりまして、高校生の学びの問題、これは俗に普通高校問題と言われますが、これは非常に深刻な状況にあると思います。それにつきましては初等中等教育の分科会におかれましても、引き続き高校教育のあり方をどう改善するかということについては具体的な議論をしていただいて、大学分科会の審議とつなげさせていただけないかと思っております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

 また、学修時間の増加・確保というのは、初中教育から高等教育を通じた大きな課題でございまして、次期の教育振興基本計画が今議論されておりますけれども、その一つのポイントだと思いますので、教育振興基本計画部会におきましても議論をしっかりしていただければありがたいと思っております。

 それから第2は、産業界、地方公共団体あるいは地域社会等々、大学の方もやっと腰を上げる、上げさせるということをとにかくいたしますので、ぜひ大学の教育を一緒につくり上げていくという立場から、ぜひご参画いただきたいということをお願い申し上げておきたいと思います。インターンシップ等々、教育効果の非常に大きいものもございますし、また、就活の問題が大学生をかなり圧迫している。これは私の周りでもいろいろ言われているんですが、大学生だけではなく、もう高校生の時代から、どうせ就職できないんだってさという状況が耳打ちで伝わっているような、とにかくそういううわさだけで信じてしまうようなところが出てきております。それ自体が主体的な学びの逆なのですけれども、そういう状況でございますので、就活のことを含めて、産業界の皆様にも、ぜひ一緒に大学教育をつくっていくということにご参画いただきたいなと思います。

 とにかくお互いに、あっちが悪い、こっちが悪いというのではなくて、高校、大学、しっかり学びのバトンタッチをして、知的に、また体もそうなのですけれども、鍛えられた学生を産業界、地域社会がしっかり受け取って、さらに伸ばしていくという国をつくっていくことによって、本当のグローバル化にも対応できていくのではないかと考えておりまして、大学生の学修時間を増加・確保させたいという一つのポイントといいますか、大きなメッセージというのは、その第一歩だと考えております。

 大学分科会は、今申し上げたような覚悟を持って、3月末に審議のまとめ、夏には答申という形で進ませていただきますので、どうぞご指導、また、ご一緒に進んでいただけますようにお願いを申し上げたいと存じます。そういうことでよろしくお願い申し上げます。

 1点だけ大学分科会のご報告でございますけれども、空地・運動場を設けずに大学の設置等ができる特区の特例の全国化を行うための大学設置基準等の改正について了承するということを別途、これは少し違う次元ですけれども、行っておりますので、あわせてご報告させていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 

【三村会長】
 ありがとうございました。

 非常にプロボカティブというか、挑戦的というか、ご発言がありまして、私は大いに結構だと思っております。今日は途中過程ではありますが、どうぞご意見を寄せていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 安彦委員、どうぞよろしくお願いします。 

【安彦委員】
 ちょっと話題になっている秋入学ですが、学士課程をどの時期から始めるか、何年間ぐらいにするのかということと絡みますので、この辺のことはどこかで触れるのか、見通しというか、どういう審議の状況でしょうか。 

【安西副会長】
 秋入学だけを特に取り上げて、それについてどうするかという議論はまだなされておりません。秋入学の問題は、当然、今ずっと申し上げてまいりましたことの中の一つの課題だと考えているところであります。やはり、大学教育全体として、本当に何をどうしていったらいいのかと、なかなか国民に伝わりにくい。義務教育は比較的と言うと申し訳ないのですが、いろいろ課題はありますけれども、ああ、そうかというところはあると思うのですが、大学というのはなかなか国民に、一体何をやっているのか、大学についての議論って何をやっているか分からない。そういう中で大事なことは、学生の学修時間をきちんと確保して、増やしていくことだということからを出発点にしたいということであります。 

【三村会長】
 では、國井委員、よろしくお願いします。 

【國井委員】
 産業界としては、インターンシップとか就活についていろいろ改善すべき点があると思うんですけれども、一方、大学生が勉強しない、米国と比べて半分ぐらいの勉強時間という現状があります。いろいろな先生にお伺いしていると、あまり先生が大きな声を出さず、怒らずに学生さんに勉強させるにはショートテスト、クイズを導入していかないと勉強しない。今、大学の先生方は大変お忙しい中、そのためには、eラーニングを導入して、知識の修得ということについて、予習とか、復習とか、テストというのはできるだけeラーニングに任せて、授業においては、プロジェクト・ベースの学習の仕方とか、先生がさっきおっしゃっていた熟議とか、知識の応用とか、そういうところをもっと教科する必要があると思います。ぜひ、そういう学習の仕方に関して、議論をされているかもしれませんが、ぜひともご導入いただきたい。産業界をみると、海外と比べてたとえばIT分野だと数年ぐらいの学力の差があると言われているんですが、そこら辺の改善もぜひともお願いしたいと思います。 

【三村会長】
 北城委員、どうぞ。 

【北城委員】
 今、安西副会長からもお話が出たんですが、高校教育と大学教育の連携の問題については、これは大学分科会と高校分科会と一緒にやらないといけないので、そこも含めて連携をして議論していただきたい。というのは、私の理解する限り、アメリカの大学では入学試験って行っていないと思うのです。入学試験を行っているのは日本と韓国と中国ぐらいではないかと思うのです。ところがこの日本の入学試験のあり方が高校と大学の接続をおかしくしていると思います。高校で学んだことで大学に入れるのではなくて、大学の試験に受からないと大学に入れないという問題です。この高校と大学の接続の問題を扱っていただく必要があります。大学の入り口でみずから学ぶ、主体的に解を求める学生が選ばれるのではなくて、答えがある問題に早く答えることができる学生が選ばれるということになっていると思うのです。そういう意味で、まず大学の入試の問題を、高校と大学との接続の中で取り上げていただきたい。

 今いただいた資料の後ろの方に、日本の学生の英語力が非常に低いということが出ていますが、これは小学校で5年生、6年生に1週間に1時間英語の教育を行えば解決する問題ではないと思うのです。大学の入試で話したり聞いたりする能力が、試験で要求されない形で高大接続を行う限り英語力は向上しないと思います。まず、高校と大学の接続の問題をぜひ取り上げていただきたいと思います。

 それから、2番目に学生が勉強しないという問題です。私も自分の学生時代を振り返ると、いろいろ問題はあったと思いますが、アメリカの大学に留学すると、みんな必死に勉強しました。そういう意味では教え方にも問題があると思います。アメリカでは、教員がどういう教育をしているかが評価の対象になっています。日本ではほとんどの教員に対して人事評価が行われていない、ないしは教育にどれだけ努力したかが人事評価の対象外になっています。こういう仕組みのままで教育の質の向上を考えるのは非常に難しいと思います。これからは教員評価の問題も考えていく必要があると思います。

 3番目は、資料4の中で今後の検討課題に入っていますけれども、どのような改革でも改革を実行するための仕組みをつくらないと改革は実現しないということです。これは大学のガバナンスと書かれていますが、学長とか学部長にどういう権限を与えるのかということと、学長や学部長をどのように選ぶのかということについても、6月に最終的にまとめるまでに、検討の中にぜひ入れていただきたいと思います。 

【三村会長】
 ありがとうございました。
 岡島委員、よろしくお願いします。 

【岡島委員】
 安西先生のおっしゃることに賛成で、ぜひ頑張っていただきたいと思います。それから北城さんのおっしゃった入試問題は、何らかの形で改善する必要があるのではないか。そしてその上で、私は勉強したり、いろいろすることに対しては意欲と集中が必要だと思うんです。時間だけ増やしても仕方がない。だけど、意欲と集中は、いわゆる机の上の勉強だけではないところでかなり養われる可能性もあるのではないだろうか。これは中学や高校と直結している問題ですけれども、そちらの方の、一般的に言われる形式知以外のところ、暗黙知の部分の手当てを、特に大学に入ってからではもう遅いかもしれません。そちらの手当てをすると。例えば大学に入ってからでも、高校時代に数学ができないから高校の数学を大学でやってあげるとか、いろいろありますが、そういうことと同じように、意欲と集中の力を高めるところを、何らかの形で、大学でやる前に高校や中学でやりなさいということでも結構ですけれども、その課題を少し取り上げていただきたいなと思っております。

 以上です。

 【三村会長】
 ここで番外ですけれども、高校部会を総括されている小川副会長から一言コメントをお願いしたいと思います。 

【小川副会長】
 今、安西委員のほうからの報告の内容については、高校部会でこの数カ月、高校の現状と問題を洗い出しを行ってきたのですけれども、かなり問題意識を共有する部分があるなと思って聞いていました。

 高校部会では多様なテーマについて議論をしてきているんですが、高校生の学習をどうやって充実させ、学びの質をどう保証していくかということが中心的に議論されてきました。いろいろな制度上の改革課題もあるんですけれども、それ以上に、高校部会で多くの委員から出された意見は、日々の高校の授業づくりの中でまだまだやれること、やるべきことがたくさんあるのではないかという点でした。

 例えば、近年、PISA型学力とか、考える力の育成ということが言われているんですけれども、小学校、中学校と比べて、高校の授業ではそうした学習を意識した授業づくりとか、授業づくりの改善ということはまだまだ遅れているのではないか。その点では高校の大きな課題の一つに、そういう日々の授業づくりをどう充実していくかということをもう少し真正面に議論すべきだということが多くの委員からも出されたように思います。

 その際に、高校でのそういう学びが、卒業後、半数以上が進学する大学教育との接続のところでなかなか不整合である。その問題を解決することが、今言ったような高校生の学びをさらに充実させていくことにつながるので、先ほども安西委員から出てきましたが、ぜひこの問題を高校部会と大学分科会で少し共同で議論させていただきたいというのは高校部会のほうからも意見が出てきていますので、その辺は事務局の方で、そういう分科会の開催を今調整していただいていると思っています。 

【三村会長】
 ありがとうございました。めでたくカップルの誕生ということで、議論はこの辺で打ち切らせていただきたいと思います。今、いろいろ議論が出てきましたけれども、大学分科会の今の方向にはみんな大賛成ということでありますので、1つの提案をお出しいただきたいと思います。

 それでは最後ですが、城井政務官ご出席でございますので、一言よろしくお願いします。 

【城井政務官】
 委員の皆さんにおかれましては、熱心なご議論を本当にありがとうございます。途中からの参加でありましたけれども、先ほどからの大学分科会での議論も、行政の方でもちょうどど真ん中で扱っている課題でありまして、大学改革タスクフォースという名前で、キーワードはスピード感と実行力。いつまでも議論している場合じゃないという、先ほど安西先生からあった部分を先取りしたいという思いで、今頑張らせていただいているところであります。最先端の学生さんをどうやって育成していくかということ、そして、分厚い中間層というか、地方を支える人材をつくるのに、地方大学や私立大学の方々にあと一働きどういただけるか、それをどう支えるか、そして、ここも課題かなと思っておりますが、ほぼ全入時代になっているところで、学び直しですとか、底上げみたいな議論を残念ながら大学でせざるを得ない状況にあると思います。高みの山から教授の方々が見下ろして、ここまで登ってこいというのが大学の役割だったのは一昔前の話かなと思っておりまして、そうした切り口が違うところで、まずはということで、この3月末まで、そして6月の皆様方のご審議を受けとめながら、夏に、ちょうど再来年度の、25年度の概算要求があったりしますので、予算措置等も含めて、あるいは法律改正が必要であるならば、そこに出していくぞという構えで、スピード感を持って今取組を進めています。3月末までに出すところに、今日、いろいろご議論いただいたところも受けとめたところも多少ありますので、そこをまた皆様にお示ししながら、さらに一緒に頑張れたらなと思う次第であります。

 あと、高大接続の件で一言だけ申し上げておきますと、大学改革タスクフォースでも高大接続テストという観点の議論が出ておりますが、初中局と高等局がまずは議論をしてこいと、そんなところの話をしながらということでやらせていただいています。折しも、大学入試センター試験でトラブルが頻発したものですから、入試についても、そこを入口に扱わざるを得ない、そういたしますと、入試そのものが、今役割を果たしているか。特に推薦入学はAO入試が半分ぐらいになっている状況で、入試で学力担保という話にはならないということを真正面から受けとめたというところで、高校段階での学びのはかり方、そして大学段階でどこまでをするか。先ほどの、学びの早い子、遅い子もあるものですからというところも頭に置きつつここを考えなきゃいけないというので、ちょっと知恵が要りますけれども、ここは走りながら、我々がまずできるところからしっかり花火を上げていきますが、また今後もお知恵を借りられればということもあわせてお願い申し上げる次第であります。

 皆様方のお力添えに心から感謝を申し上げて、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。 

【三村会長】
 どうもありがとうございました。
 それでは、総会はこれで終わりにさせていただきます。皆さん、どうもありがとうございました。

── 了 ──

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