大学統廃合を推進=「6・3・3制」見直しも-国家戦略会議 時事通信配信記事2012年4月9日付

時事通信配信記事2012年4月9日付

大学統廃合を推進=「6・3・3制」見直しも-国家戦略会議

 政府の国家戦略会議(議長・野田佳彦首相)は9日、首相官邸で会合を開き、教育制度の抜本改革について議論した。長谷川閑史経済同友会代表幹事ら民間議 員が大学の統廃合推進や現行の小学校6年、中学・高校各3年の「6・3・3制」見直しなどを提言した。野田首相は社会構造の変化を踏まえた教育改革に取り 組むよう指示、平野博文文部科学相が5月の戦略会議までに報告をまとめる。

 大学改革では、大学数が大幅に増加する一方、定員割れの大学も増えており、統廃合を進めるよう求めた。具体的には国立大に対する運営費交付金や私学助成の配分にめりはりをつける。私大については今年度中に第三者の評価による配分基準を設ける。

 一方、6・3・3制を通じて十分な学力を身に付けずに中学校、高校へ進学することが不登校や中途退学の一因になっていると指摘。小中・中高の一体教育を進めるため中高一貫校などを増やすべきだとした。

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